素材別設定とキャリブレーション
- カテゴリ
- レーザープロジェクト
- 公開日
- 2024年7月4日
- 著者
- Jacob Lloyd — プロジェクト完了後、AIの支援を受けて執筆
- 読了時間
- 約5分で読めます
かんたんに言うと: 実際に試して記録した、レーザー加工機の設定値をまとめた参考ページです。アクリル板や金属カードに使うパワーとスピードの数値に加え、新しい素材の設定を割り出すシンプルな手順も解説。当てずっぽうで材料を無駄にせずに済みます。
実際にテストして記録に残したレーザー設定を、機械から書き写したままの数字で1ページにまとめました。
白状します。このページ、旧WordPressサイトでは中身のない抜け殻でした。「Material Settings and Calibration」というカテゴリを作って、導入文を2文だけ書いて、記事を1本も入れないまま放置。実際の数字は、ずっとプロジェクト記事の中に埋まっていたんです。サイトを作り直すついでに掘り出しました。というわけで、これが旧ページが約束していた設定集です。使った素材の切断・彫刻設定と、初めての素材に向き合うときの調整方法を載せています。
tl;dr
- 内容: 各プロジェクトで記録したパワー / スピード / DPI / パス数の値を1か所に集めたもの。
- 費用: 無料。ここにあるものは全部そうです。
- 必要なもの: xTool F1。出発点として使うなら、ブルーダイオード+IRの2レーザー機なら何でも。
- 得られるもの: 3mm黒アクリルの切断設定、黒・青アルマイトカードの彫刻設定、そして新しい素材のキャリブレーション手順。
この数字を出した機械
以下の設定はすべて私のxTool F1のものです。10ワットのブルーダイオードレーザー+2ワットのIRレーザーで、制御はxTool Creative Space。値はXCSに入力したそのままの数字です。
ここは大事なところで、設定は機械の間でそのまま流用できません。同じ機種の2台の間ですら怪しい。レンズの状態、フォーカス、素材のロットで結果は動きます。ここの値は出発点として拝借して、本番の素材に手を付ける前に、ページ末尾のキャリブレーション手順を回してください。
切断: 3mm黒アクリル
F1のブルーレーザーで、厚さ3mmの黒アクリル板がきれいに切り抜けた設定です:
| 設定 | 値 |
|---|---|
| レーザー種別 | ブルーライト |
| パワー | 85 |
| スピード | 3 mm/s |
| パス数 | 2 |
実際にかかる時間の目安として: 卓上ネームプレートのプロジェクトでは、この設定でサイドパーツが7.5分、ベースプレートが6.5分、小さな補強材が2分でした。10 Wダイオードにとって、アクリルは速い素材ではありません。コーヒーでも用意してください。
彫刻: アルマイトアルミ名刺
カードブランクは86 × 54 × 0.21mmのアルマイトアルミで、50枚パックで1枚あたり約0.16ドル。きれいに仕上げるコツは2レイヤー加工で、卓上ネームプレートとMan Cardのプロジェクトから生まれたやり方です:
- デザインを複製して2レイヤーに。両方とも同じ画像です。
- 上のレイヤーはブルーライトレーザー、下のレイヤーはIRで加工。
- 加工順を「レイヤーごと、上から下へ」に設定して、ブルーライトのパスが終わってからIRのパスが始まるようにします。
黒アルマイトカード
| 設定 | レイヤー1 — ブルーライト | レイヤー2 — IR |
|---|---|---|
| ドット照射時間 | 160 | 300 |
| パワー | 30 | 85 |
| DPI | 280 | 350 |
| パス数 | 1 | 1 |
| ビットマップモード | Jarvis | Jarvis |
| 彫刻モード | 双方向 | 双方向 |
青アルマイトカード
| 設定 | レイヤー1 — ブルーライト | レイヤー2 — IR |
|---|---|---|
| ドット照射時間 | 200 | 200 |
| パワー | 90 | 100 |
| DPI | 650 | 650 |
| パス数 | 1 | 1 |
| ビットマップモード | Jarvis | Jarvis |
| 彫刻モード | 双方向 | 双方向 |
工房の記録から注意点を2つ。まず、青カードに対するxTool純正の参考設定はパワー不足でした。納得のいくマークを出すには参考値を超える必要があって、青カードの設定が黒より熱めなのはそのせいです。次に、650 DPIは高くつきます。黒カードの彫刻は2.5分、青カードは14.5分。カードのサイズは同じです。時間を食うのは解像度なんです。
新しい素材の設定を出す
旧ページには「新しい素材向けの調整ガイドを載せます」と書いてありました。正直に言うと、魔法の対応表なんて持っていません。あるのはループが1つだけ。ただ、このループはどんな素材にも効きます。
- 小さなテストグリッドを描く。端材の隅に、10mm角くらいの小さな図形を1列並べます。
- 実行する。いちばん確からしい推測の設定で。近い素材に対する機械の内蔵参考値か、上の表のような値から始めます。
- 確認する。切断なら: 完全に貫通したか、エッジはどれくらい溶けたか。彫刻なら: マークは均一か、素材が反ったり焦げたりしていないか。
- 設定をひとつだけ変える。ひとつです。パワーとスピードとパス数を同時に変えたら、何もわかりません。1つの値だけ動かして、もう一度グリッドを走らせます。
- 良い結果が出たら、その場でプリセットに保存。未来の自分は数字を覚えていません。過去の私が覚えていなかったせいで、このページは3本のプロジェクト記事から再構築するはめになりました。
注意点
- 安全第一。冗談抜きで。レーザーは私が持っている中でいちばん危険な工具です。物を燃やしたことも、たぶん有毒な煙を出したことも、保護メガネをサボって残像をしばらく眺めたこともあります。特にアクリルは換気が必須。このページの数字をコピーする前に、お使いの機械の安全トレーニングを済ませて、加工中は絶対にその場を離れないでください。
- メーカーの参考値は下限であって、正解ではない。青アルマイトカードのxTool標準設定は、私の環境ではマークが薄すぎました。本番の前に必ずテストを。
- 2レーザーのカード加工で、レイヤー順は省略不可。ブルーライトが先、IRが後、レイヤーごとに実行。順番を崩すと結果が変わります。
- DPIは時間税。280と650 DPIの差は、まったく同じカードで2.5分と14.5分の差でした。デザインが本当に必要とする解像度にだけ払いましょう。
- コーティング素材はロットで変わる。安価なアルマイトブランクの品質は一定しません。ある50枚パックで完璧だった設定が、次のパックでは微妙にずれることもあります。テスト用に各ロットから1枚残しておくのがおすすめです。